【後編】締めくくりの言葉を用意してみる
2022/10/11
前回、暮らしの中で突如出会った「イラッ」や「ムカッ」、「ガーン」などから始まった思考を自らの意思をもって止めるための方法として「ご機嫌好う」という言葉の活用をご提案しました。
今回は、「言葉を用意するということ」についてもう少しお話しします。
言葉にキャラ付けをする
言葉は、もちろんただそのままでも威力を発揮できますが、その威力を高め、用いた先の展開の可能性を広げる方法があります。それは、「言葉のキャラ付け」です。
今回挙げている「ご機嫌好う」は、あなたがピンチにある時、あなたをそのピンチから救い出してくれるヒーローであり、ヒロインの役割を担う言葉です。
ところで、あなたがピンチにある時、あなたを救ってくれる存在にあなたはどんなイメージをお持ちですか?
颯爽と華麗に背中に光を帯びながら現われてほしい? それとも、気づくとそこにいてほしい? 性別ってありそう? 髪型は? 服装は? 背は高い? 年齢は?etc
あなたが浮かべたイメージにより、例えば、宝塚歌劇団の男役の方のように、かぶったハットを軽く持ち上げて言う「ご機嫌好う」なのか、女役の方のようにスカートを軽くつまんで言う「ご機嫌好う」なのか、はたまた、マントを翻しながら颯爽とその場を去りながらの「ご機嫌好う」なのか、と、言葉のトーンやニュアンスが変わってきます。
また、そのキャラが次にどんな行動を起こすのか、キャラによって展開が変わってくるであろうことも、はっきりとイメージがつかめなくても結構なので、想像してみてください。
言葉は意思をもって使う
言葉は、ただ言葉です。
あなたの意志が存在しない言葉は、一般的、大多数がそうとしているイメージとしてその場で力を発揮します。それで満足、充分であるのであればもちろんそれで。もし、一般的、大多数がそうとしているイメージ以上の力を求めるとするなら、このキャラ付けはお薦めです。
あなたの世界はあなたの言葉で作られています。
創造主であるあなたによって、その世界でその言葉の威力がどこまで発揮されるのか、その言葉を用いた先の展開がどうなっていくのか、まさにあなたの自由であり、あなた次第です。
「言葉を用意するとはどういうことか」については、またおいおいお話しできたらと思いますが、まずは、暮らしの中で「続けたくない思考に囚われてしまっているな」と気がついた時に用いる「ご機嫌好う」について、どうぞあなたの気持ちが許すときにでも、キャラ付けをしてみてはいかがでしょうか?
今日もあなたがあなたの言葉に守られますように
#ヒーロー #ヒロイン #キャラクター