事例)イライラから自分を守るには | 福岡県久留米市 久留米大学前駅【松本コミュニケーション研究所】

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事例)イライラから自分を守るには

2022/02/04

mailこんなご相談をいただきました

 


 

職場の先輩から一日中イライラを向けられる時があり、自分もイライラしてしまいます。

相手の気分に左右されて自分がイライラするのはバカらしい!と、自分なりに

 

・こちらにミスがあってのことであれば

相手の言葉から感じるとげなどはスルーして、とにかく謝り、迅速に対応する

 

・こちらに原因があるわけではない場合の相手のイライラからの発言は気にしない(聞き流す)
 

・やっている作業を中断してでも自分の好きなタスクを行う

(自分の気持ちの切り替えを最優先にする)
 

・甘めの飲み物やおやつを食べる

 

といった対策をとっていますが、結構疲れてモヤモヤも残りますし、

お酒や食べ物に癒しを求めるので、エンゲル係数が上がって大変ですcrying

なるべくエンゲル係数を上げずに、

自分をより快適にしてあげられるデザインがあったらぜひご教示いただきたいです。

(50代 女性 会社員)

 


 

空気の力は偉大で、同じ空間にイライラした人がいるとちゃんとこちらにも影響が及んで気持ちがざわつきますよね。

空気の伝播からの影響だけでもなかなかなのに、さらに直接イライラを向けられると、たまりませんよね…

 

とはいえ、おわかりのとおり、職場とはひとりひとり、異なる事情を抱えた人の集団ですので(「各自大人なんだから自分の感情位コントロールしてよ!」という心の声、お察しできます。そして、それができていない人がいることが現実なので、他者の能力の実情にからむ観点はいったんおかせていただき)、他者の感情は自分の思うとおりにならないのだとまず事実を受け入れることがあなたを楽にしてくれる要因の一つであるのは確かなことです。

 

そのうえで、私は、誰かにイライラをぶつけられた時などの対処としてのリスクマネジメントとしてだけでなく、日頃から意識して自分の中にエネルギーを蓄え、そのエネルギーを今度は誰もが簡単にあなたに攻撃を仕掛けてこれないバリアとして活用いただくことをお薦めします。

 

その空気はどうやって生産するのか。方法はいろいろありますが、

例えばその一つは、出勤/退勤時・ランチタイム・休憩タイムなどの活用。

出勤/退勤時、ランチタイムに休憩タイムに、音楽を聴いたり、様々な音声アプリ、マンガをはじめとした読書アプリ、ゲームアプリをあえて開いて仕事とは切り離したひと時を過ごす。

 

ランチタイムや出勤/退勤時は各自の持ち時間にばらつきがあると思いますのでここでは休憩タイムをとりあげてお話をしますが、仕事と自分を切り離させる時間は最長でも10分となさることをお薦めします。

音楽ならば2曲くらいでしょうか。番組視聴なら5分以内の番組を選び、マンガなら1話だけ。ゲームも3分程度で区切りのつくものを選ぶようにすると、あえて短時間の切り替えをお薦めします。

 

というのも、仕事場で10分以上仕事以外のことに時間を使わせてしまうと、あなたの仕事に支障をきたす可能性があるからです。

 

大切なのは、危機にある時でもそうではない時でも、自分がやるべきことはきっちりしっかりこなし、職場でつねに自分が堂々とあれるように努めてあげること、です。

 

「自分を守る」とは

・外的な攻撃を防御をすることと

・内側からにじみ出る自らへの誇りや自信をオーラ?空気感?としてまとい、それをバリアとし、中途半端な人があなたに近寄れない(=攻撃できない)状況を備える

の2面で用意するとより安心できます。

 

この空気は一朝一夕で装備できるものではないかもしれませんが、今この瞬間から取り組み始めることは可能です。

ぜひ今この瞬間から、「自分が職場で堂々といられるためにできることは?」を軸に行動してみてください。