指摘を、確認や提案に置き換え身を守る!
2021/09/17
あなたが言葉を選択する分岐点が、
あなたをトラブルやアクシデントへ近づけるのか
遠ざけるのかの分岐点であることはよくあることで。
言葉って、どうやって選択されていると思いますか?
私は、
第1段階:自分の行動をまず頭の中で言葉で組み立てる
第2段階:頭の中で組み立てられた言葉に基づき、発言する言葉を選んでいる
とみています。
今回は、「指摘」というワードを例にお話ししてみましょう。
例1.職場で部下が提出してきた書類に誤字を見つけた。指摘してあげよう。
例2.部下の新企画を聴き、さらにブラッシュアップになるのではとの
改善点・改良点に気がついた。指摘してあげよう。
好意を背景とした何気ない日常のワンシーンかもしれません。
もしあなたがこんな場面に出会ったら、
言葉を選択するあなたに影響を与えるのフレーズを、「指摘」から、
例1の場合には「確認」に、
例2の場合には「提案」に、
置き換えてみませんか?
例1.確認を念頭においた場合の発言
「書類のこの部分、この変換はもしかして誤字?」みたいな感じ。
例2.提案を念頭においた場合の発言
「面白い企画だね!触発されて思いついたことがあるんだけど、話してみてもいい?」
「面白い企画だね!触発されて思いついたことがあるんだけど、聴いてもらえる?」
みたいな感じ。
言葉には思う以上に「質」がにじみます。
「指摘」には、「上から目線」や「マウンティング」といった質を相手に感じさせる可能性を含む単語です。
もちろん、そのワードに影響を受けた状態で相手と対話しても、何も起きないかもしれません。
そして、『君子危うきに近寄らず』
よかったら、無用なトラブルからはできる限り距離をとれるような言葉を選択できる力を
日常的にトレーニングしておいていただけることを私はお薦めいたします。
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